理想の私が死んでいく

適応障害で休職→復帰しました。悩みつつ楽しく生きる雑記ブログ。

私が就活で広告業界を志望した理由とやりがいや楽しいところ【2019年卒の人へ】

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どうも。ひつじ田メイ子です。

 

私は広告の仕事が好きだ。

復職をして、やっぱり思いました。

 

いつもは仕事で体調を崩した話ばかりするので、たまには私が広告業界を志望した理由と仕事の楽しいところの話でもしてみようと思います。

 

私が就活で広告業界を志望した理由

簡単に言うと

「自分の表現したものを世に出したい」

「人をワクワクさせたい」

からです。

その自分の気持ちに気づくまでは、迷走した就職活動をしていました。

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長い回り道をした就職活動

中堅大学でたいした功績も無いし、人並み以上の努力もしてきていませんでした。頑張ったことといえば、サークル活動くらい。

最初は、広報・宣伝・マーケティング・企画系の部署希望で就職活動を行っていました。

 

元々「言葉を使って表現をすること」は好きだったので、表現をする仕事がしたいと思って、色々な会社を受けました。

 

食品メーカーや住宅設備関連の会社の総合職を受けても、入社時は営業へ配属になることがほとんどなので、口先では

「御社の商品のすばらしさを顧客に伝えて売りたいです」

ということを言っていました。

 

あまり広告関連や企画の話をしすぎると落とされそうだと思っていたので、商品とコミュニケーションが好きであることを装っていたのです。

多分、面接官には私の薄っぺらさを見透かされていたのだと思います。

 

そんな思考だったので、しばらくいろんな会社を受け続けては、私は落ち続けます。

 

広告業界を受け始めたのは12月から就職活動を開始してから、5ヶ月後。もうみんなだいたい進路がある程度決まり始めていた時期でした。

 

ある会社の営業職採用の内定は4月頃に頂いていました。でも、自分のやりたいこととマッチしていない感じ(すごく漠然としたアホっぽい理由ですね…)がして、就職活動を続けていました。

  

広告業界が向いてるかもというひらめき

ある時、ふと気づいたのが、「私は企業の広報・宣伝部を目指すより、広告会社入った方が良くない?」というとても単純な気づきでした。

 

企業のマーケティング部や広報部・宣伝部は花形で少数精鋭です。入社したからと言って、文系の多くは、営業または事務のお仕事を担当します。

その希望部署に配属されるには、優秀な人から抜きん出るために、さらに社内で戦わなければ、自分のやりたい広告の仕事はできないんだ

とある時気づいたのです。

そう気づいた瞬間に、広告業界一本に絞りました。

 

派手でキラキラに見える広告業界

早速調べてみますが、私が広告業界を目指し始めたのはとても遅く、中堅企業の二次募集にギリギリ間に合うかどうか、というくらいの時期でした。

 

広告業界の対策なんかもよく分からず、リクナビなんかで、『広告業界に内定した有名大学の○○さんへインタビュー』みたいな記事を見かけては、いつも読み漁っていたのです。でも、いつも読んでは落ち込んでしまいました。

 

なぜなら

学時代は、広告研究部に所属していて、自分たちでイベントを立ち上げたり、ネットメディアの企画がSNSで拡散されて大成功を収めました」

とか

「大学時代から起業をしていていずれ独立したいです」

みたいな、自分とは縁遠い、自信に溢れた人生の成功者みたいな人ばっかりの話が載っていたからです。

 

広告業界はただでさえ派手なイメージだったのが、より一層眩しくて、何もやってこなかった自分には手の届かないようなものに思えました。

 

自分の性格とその集まる人々との雰囲気が合わないような気もしました。それでも、自分のやりたいことは「何かワクワクすることに関わって表現してみたい」という幼稚な好奇心から広告業界を受け続けました。

  

派手じゃない広告会社もある

広告会社というと、お給料はとても高い代わりに残業は多く、接待もあるが社員同士で豪遊もするという派手なイメージがとても強かったのです。

 

どんな媒体を見ても広告業界は、キラキラとした言葉で彩られることが多い印象でした。でも、たくさん説明会に行ってみたり、ネットで調べてみると印象は少しずつ変わりました。落ち着いている社風の会社もたくさんあるんだということを実感しました。ネットで調べていただけでは分からなかった情報でした。

 

紙媒体が強い会社、デジタル媒体が強い会社、いろんな特色の会社があって、ワクワクしました。そして、それだけ数があれば、社風がイケイケで派手な人が多いところもあれば、ゆるりとした社風のところもあります。

 

実際に入ってみた感想としては、想像していたよりは華やかさは無く、地味で泥臭くて笑っちゃうくらいアナログなこともたくさん。

でも、面白いこともやっぱりあって、自分の思い込みのまま広告業界を敬遠しなくて良かったなと今になって思います。

 

いまの会社は一目ぼれ

いまの会社は就職活動の説明の中で、一番ビビッときた会社でした。

 

内定貰ったから、そんなこと言って自分を正当化しようとしているんじゃない?と言われそうですが、会社のやりたいことと自分のやりたいと思っていたことがピタリとマッチしていて説明会が終わった時点で「ここだ!」って思いました。

 

私が広告を通じてやりたいことは、

 

買い物という日常を楽しいものにしていくために、あらゆる手法を使って、顧客とコミュニケーションをしていくことでした。

五感に訴える消費体験を作って、顧客のワクワクを作っていきたい。

 

これらはいまも変わらない私の目標です。

 

当時はここまで、明確な言葉は見つからなかったのですが、

「五感に訴えたい」「ワクワクさせたい」

が私の広告業界の志望理由であり、それが達成できそうなのが、私の目の前にあった選択肢の中では、いまの会社が一番だったのです。

 

目に見えない力が引っ張っていってくれるような感覚で、最終面接まで行くことができました。最終面接で聞かれた質問は、志望理由ではなく、「自分が気になるニュースとその気になった点」と「君はこの会社に入ったら何ができるか」でした。

 

緊張は死ぬほどしていたし、良く見られたいとも思ったのですが、「こんなことがしてみたい」「これを取り入れたらもっと発展する」というアイデアを人に思う存分話せるのが楽しかった記憶もあります。

 

愚痴も言うけど、私は広告の仕事が好きだ

「洗脳されてるんじゃね?」

と色んな人に心配されたこともありますが、私は仕事が好きです。休職もしちゃうし、自分のメンタルも弱めですが、この仕事はやっぱり楽しい。

 

体調も崩しているし、これからも続けていける保証はないんだけど。

 

取引先と調整したり、残業が続いたり、何度も校閲をして印刷して納品までミスが無いか胃がキリキリする日もあるけど、でも。

 

小さくても、自分の作ったものが、世の中に出ていくと誇らしくて、すごく幸せ。

 

道行く人が私が関わった広告を目にして、商品を買ったり、サービスを受けたり、キャンペーンに参加してくれる。

誰かの心にワクワクや発見や新しい生活を与えられる仕事。

同じ商品を扱ったとしても、見せ方やコピーの切り口を変えるだけで、商品の魅力は段違いに跳ね上がったりする。

例えば、有名なお菓子メーカーであるグリコのポッキーはロングセラー商品です。

 

でも、いわばプリッツにチョコレートをかけただけのお菓子です。もちろん大変おいしいですが、他にも美味しいチョコレートはいっぱい日々登場していますよね。

それでも、なんで廃れていかないか、というと広告の力も大きいと思うんですよね。

 

平成11年11月11日からグリコは「ポッキー&プリッツの日」という記念日を制定し、TVCM、SNS、店頭、イベントを含め11月11日を国民のお祭りにしてしまうことで、「ポッキーは唯一無二のお菓子である」という刷り込みをしているのです。ポッキーのダンスなんかも、昔から現在にかけても毎年話題になっています。

 

 

お菓子そのものの美味しさに加えて、楽しいものという付加価値がポッキーには生まれているのだと思います。


 

広告の仕事にやりがいはあるか

私の場合はあります。

 

自分のスキルの無さに悩んで体調を崩して休職もして、負担の少ないの仕事へ自分は転職した方がいいのかな、と何回も考えましたが、「この仕事が大嫌いだ」と思ったことは無いのです。

 

むしろいつも「辞めたくない」という結論に至るので、そこまで好きなものがあることは幸せなのかなと思います。

 

仕事で嫌だなと思うことがあっても、根本的に「私は広告が好きだ」という揺るがないものがあります。「理由は無いけど好きだ」という不思議なパワーは、自分を支えてくれるエネルギーになると思うんです。

 

名前上は営業職ですが、大きな会社では無いので企画会議に参加したり、コピーを考えたり、簡単な企画書を作ってプレゼンしに行ったり、市場調査へ行ったりサンプルを作ったり、何でも屋さんをしています。

 

営業として数字を追わなければいけないという責任は発生しながらも、楽しいと思えることもあります。

 

好きであれば多少こけたり失敗しても、時間が経てばまた引き寄せられるように、前に進んでいける気がします。

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2016年にヒットした石原さとみさんが主演した『地味にスゴイ!』というドラマのように、どんなに華やかに見える仕事でも、裏側は多くの人の地味な努力の積み重ねで出来ているのだと思います。

 

みんなが普通に生活をしている中で楽しかったり便利に過ごせるのって、誰かのたくさんの苦労や試行錯誤があって、いまがあるんだと思うと、すごいことじゃないですか?

 

ブログを書くことも、広告の仕事も似ていると思います。

 

読む分には一瞬だけど、書く側になったら、長い時間がかかります。

「読みやすいかな?」「誰か面白いって言ってくれるかな?」

想像をいっぱいして、ネタを選んで、文章を作って、画像を入れて、SNSで宣伝をする。

 

反応がもらえたら嬉しい。貰えなかったら改善点を考える。その繰り返し。

地味だけど、すごく楽しい。

だから私はブログを書くことも、広告を作ることもどちらも好きです。 

将来自分は何になりたいか

今後、自分のライフスタイルが変わっていったとしても、自分の好きな仕事を続けて、ご飯を食べて楽しく生きれる人になりたいです。

文字を書くことも好きだし、何かを考えるのも好きだし、まだ趣味レベルだけど動画の勉強も、もっとやりたいです。

今の会社じゃなくて別の会社に行くことになっても、自分が楽しいなって思える所に居たいと思います。

体を大事にしていくという前提は持ちながら、でも楽しいことに囲まれて生きていけたらいいのにな、という夢見がちなことを考えながら、毎日お仕事をしています。

 

毎日楽しく仕事しておいしいご飯を食べれる人に、私はなりたい。