『服を着るならこんなふうに』のMBさんにブログスポンサーを断られたけど、10万円を寄付してもらった話
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どうも、ひつじ田メイ子(@hitizidameiko39)です!
スポンサーおじさんって少し前に流行しましたよね。
私もスポンサーおじさんを募集していたタクさんへ熱量を前に出しただけのアピールで、ブログのスポンサーになっていただきました。
(現在はスポンサー契約満了しています)
この記事では、タイトルにもある通り、「『服を着るならこんなふうに』監修のMBさんにブログのスポンサーをお願いしたら断られたけど、10万円寄付してもらった」ことについて書いていこうと思います。
こんなことって、現実にあるのだな( ;∀;)
- MBさんにスポンサーをお願いした経緯
- 「ブログスポンサーはできない」というお答え
- スポンサーではなく私の支援者となってくれたMBさん
- ブログスポンサー制度に応募する側の責任と義務について
- 恩返しとしてYokkoiさんにまずお礼をした
- MBさんとのDMのやりとりを公開
- 寄付をもらってやったこと・考えたこと
- もらった10万円をどうするか
- 最後に
- MBさんを紹介してくれたよっこいさんのブログはこちらから
MBさんにスポンサーをお願いした経緯
このスポンサー募集の記事を書いた後、私のTwitterで仲良くさせていただいているよっこいさん(@yokkoi41)からダイレクトメッセージをいただきました。
よっこいさんは元々私と同じ適応障害を患っていて、いまはうつ病を患っている方です。闘病仲間としてブログやTwitterで交流させていただいている方です。
よっこいさんは私の記事を読んで、「ファッションブロガーのMBさん」という方に連絡を取ってくれました。
恥ずかしながら私はMBさんのことをよく知らなかったので連絡をする前に調べてみました。
すると、『服を着るならこんなふうに』という人気漫画の監修をされていたり、大手ファッションブランドとコラボ商品を出されていたり…とにかくすごい人だということが分かり恐縮してしまいました。
こんな方にいきなり私のブログのスポンサーお願いするなんて図々しすぎるかな
自分の図々しさに引け目を感じつつも、「私ならMBさんに紹介したい!」と思ってくれたよっこいさんの気持ちを大切にしたいと思いました。
また、クリエイターとしてもっと勉強したい。
私を応援してくれる人を増やしたいという気持ちから、図々しいプレゼンを初対面の方に送信しました。
「ブログスポンサーはできない」というお答え
MBさんは真剣に私のプレゼンを見てくださり、それに対して丁寧なお返事をいただけました。
しかし、結論から言うと、「スポンサーはできない」というお返事。
その理由は、後程のDMのやりとりの中に書いていますが、簡単にいうと、スポンサーになってしまうと私の表現が歪んでしまう可能性があるから、ということでした。
スポンサーは断られた一方、ありがたいことに、スポンサーではなく支援者として10万円を私に寄付してくれたのです…。
スポンサーではなく私の支援者となってくれたMBさん
私のスポンサーを募集した具体的動機は1つ。
- クリエイター活動に専念するための時間とお金が欲しい
それによって自分のスキルを向上して、色んな人の生活にきらめきを与えたい、ワクワクさせたいと思いました。
自分の中で考えられるリターンはもちろんMBさんに提示しましたが、「メイ子さんの好きなように使って欲しい」といって制限を設けることもなく、大切なお金を渡してくれました。
私のクリエイターとして発展のために使っていいお金をいただけたのです。
私は想像していた以上のお金をどのように使うか考えています。
恩返しはもちろんですが、恩送りができるような表現者になっていきたいと思っています。
ブログスポンサー制度に応募する側の責任と義務について
私はタクさんにブログのスポンサーについていただいたことで、プレゼン力などの自分の価値を認めてもらえたような気がしました。
お金をもらうことへの重大さを深く考えず、ただ「やりたい」思いだけで動いてしまいました。
それが良かったのか悪かったのか。
後々になってか「お金をいただいたことの重さ」を考えていました。
タク様はスポンサーとして私のブログ運営の方針に指示などは全くなく、ただ応援に近い支援型のスポンサーとしてついていただけたと認識しています。
それは本当に有難いことでした。
ただ、「私はタクさん(スポンサー)に利益やメリットをを返せたのだろうか」と思うと果たし切れていなかった部分は大きいな、といまスポンサー契約を満了して思っています。
基本的にお金をやりとりするということは、対等のやり取りがなければなりません。
等価交換というやつです。
そして、スポンサーとは、広告ビジネスです。
スポンサーと自分の価値を等価交換するには、自分の意向より、スポンサーの意向を反映せざる負えない力関係になってもおかしくないのです。(今回、幸い私は優しいスポンサー様についていただけたので、そうはなりませんでしたが)
テレビの企業スポンサーなどとは違い、ブロガー界隈のスポンサー制度は善意100%の支援的活動が多いようには感じます。
だから私の考えは余計なことを考えすぎで、新しい取り組みに水を差すような意見なのかもしれません。
でも、私と同じように実際お金を頂いてスポンサーへの義務を果たせなかったと感じたような気持ちを抱く人もいると思うのです。
自分が想像するよりも、見知らぬ人にお金をもらうことは重いことでした。
表現者がスポンサーに果たすべき義務のようなものを感じてしまえば、表現者は「自分の本当の表現からはややねじ曲がった何か」が生まれてしまうと思うのです。
もっと簡単に言うと、読者ではなくスポンサーの方を見て表現活動をしてしまうことになりかねない、と思ったのです。
これはスポンサー制度が悪いとかでは全くなくて。
人間の心理の問題で、「返報性の法則」を過剰に意識しすぎるタイプの人は、スポンサー制度が自分のブログ、表現活動に本当に必要なのか…と考えることが必要なのかもと思ったのです。
スポンサーに顔を向けるのか。
読者に顔を向けるのか。
私は常に読者のためと自分の心に正直な文章を書きたいと思っています。
スポンサーがもちろん自分と同じ読者の方向を向いている場合もあると思います。
でも、「読者のため」と一口に言ってもやり方は人により千差万別です。
どんなに素晴らしく良い人だったとしても、自分と全てが同じ意見の人間はいません。
やりとりをする中で自分が変だと思うこと、「この主張は好きだけど、これは違うと思う」と真正直に喧嘩しようとも言い合える人でなければ、広告及びリターン型のスポンサーについてもらうのは、今後やめた方が良いだろうと、私の中では思いました。
恩返しとしてYokkoiさんにまずお礼をした
ヘッダー作成&Twitterヘッダーの4パターンを納品しました。
TwitterのDMでやりとりさせていただいて、納品しました。
その後、よっこいさんからは発注という形で新規ヘッダー&アイコンの依頼もいただきました。
本当にありがたい(>_<)
ブログヘッダー2種
Twitterヘッダー2種
ポートフォリオに他の作品も載せているので良ければ、下のリンクからご覧ください。
MBさんとのDMのやりとりを公開
MBさんからTwitterのダイレクトメッセージでのやりとりの公開をOKをいただいているので、公開します。
一部は省きましたが、ほぼ全文のまま載せています。
MBさんは初対面の私の話を真剣に聞いてくださり、なおかつ、「私がよりよくなるにはこうしたらいいのではないか」という提案をしてくれました。
MBさんの話を聞いて「自分の中で守っていきたいことは何か」「何を成し遂げたいのか」を考えるきっかけになりました。
寄付をもらってやったこと・考えたこと
無料ヘッダー企画をしてみた
今回まず寄付金をいただいて考えたのが、「クリエイターとしてきちんと活動をしよう」ということを考えました。
まず自分が「クリエイターとして頑張りたい」と言ってMBさんからお金を頂いた以上、ちゃんと動いて実績を作っていこうと思いました。
MBさんから与えてもらった分、自分も誰かにできることで返そうと思い無料ヘッダー&バナー企画を行いました。
1ヶ月と少し、初めて試行錯誤でヒアリングをしながら、様々な人へ画像制作を行いました。
【無料ヘッダー企画】
— ひつじ田メイ子@ことばとデザイン (@hitizidameiko39) 2018年4月20日
10人以上応募が来てるので、今日の21時で一旦締め切ります。
イラストは描けない人なので、悪しからず。
私を応援してくれそうだなと感じた順に、企画条件のDMを贈り、OKもらえた方から、何人かに抽選して進めていこうと思います。
https://t.co/FjJ10djJLO #bosyu
以下の4名のバナーとヘッダー制作に携わらせていただきました。
さめはだ舞子さん(さめって参る!バナー)
nenemamaさん(子供と台湾・台中へ!駐在生活&旅ブログ | 台湾・台中発!子供たちとの台湾生活&旅行記を、元ワーママ視点でお届けします。ヘッダー)
ノイさん(- NOIzLIFEヘッダー)
真崎さん(おっさんがやってみるブログヘッダー)
まだまだ拙い部分はありますが、少しずつ自分でも成長できたのではないかと思いました(*ノωノ)
MBさんの「幸服論」を読んだ
MBさんに寄付金をどう使うか相談した時、「自分の本を1冊買って欲しい」と言われていましたが、よっこいから「MBさんにスポンサーを打診してみる」とお話をいただいた段階で、Amazonで『幸服論』を購入していたので、届いたタイミングで読み進めました。
MBさんはファッションブロガーとして有名な方だけあって、ネットで調べる情報もファッションのことがほとんどです。
しかし、よく中身を読んでみると、全ての話のコアに「カッコイイ着こなしについて」という情報だけではなく、外側を変えると内面が変わるという「外を変えることでの精神的変化の側面」が書かれています。
よく自己啓発で「行動を変えれば、人生が変わる」という言葉を目にしませんか?
多くの人はそれを読んで「なるほど!」と思うんですが、その行動の仕方が分からず、結局変われないままなんですよね。
この『幸服論』ではファッションをツールとして人生を変えることができると提唱しています。
自己啓発本を読んで人生に変化が生じる人は100人中1人だとして、ファッションをツールにした場合は100人中99人の人生が変わります。
(幸服論/ファッションバイヤーMB著 P5)
大げさだと思いますか?
私はそうは思いませんでした。
私自身、高校のころは太っててメイクもしていなくて、なんとなく自分に自信が持てませんでした。
でも、大学のころ痩せて少しメイクを覚えたら自信が少し持てて、世界が変わった経験があったので、外を変えれば内面が変わるという点はすごく納得しました。
『幸服論』はAという青年とMBさんの対話形式で進んでいくので、長い文章の本を読むのが苦手な人にも読みやすいように工夫されています。
私は女子なので、そのまま取り入れる部分は多くは無いですが、「カジュアルとドレスのバランスを考える」といった点は女性でも応用できるテクニックだと思いました。
※ドレスはいわゆるビジネスで着てもOKなイメージの洋服。カジュアルは私服のイメージ。
chapter3と4はファッションのことについて語りながらも、人生にフォーカスして話が進んでいきます。
ファッションに関心が無くても、自分の人生の方向を少し変えてみたいと思う人は、読んでみると発見があるかもしれません。
「幸福論」を読んで気になったところ
MBさんのDMにて「批難批判もOKです」と書かれていたので、誠に失礼ながら内容ではなく、装丁と中のレイアウトについて少しだけ書きます。
- 帯の切り口が少しガタガタしていた。表紙から見て斜めにカットされているのは仕様かな?と思ったけど、表紙と裏で紙幅が違うのが少し違和感があった。
- 中のMB's skillというコンテンツの一言まとめのようなページが、AとMBさんの会話の途中で入ってくるのが少し違和感だった。そのコンテンツの一番はじめか、一番終わりにまとめて入れてくれると読みやすいと思った。
失礼ですいません。でも少し気になりました。
もらった10万円をどうするか
欲しいデザイン本の購入やセミナーの参加費用にさせていただこうと思っています。
このブログに使うというよりは「ひつじ田メイ子の活動費用」として使わせていただこうと思います。
最後に
「他人に大きなお金をもらった」ということが続き、今後自分はどうしていったらいいのかということを考えるきっかけになりました。
MB様、うまく書くことができず、お礼が大変遅くなってしまい申し訳ありません。
少しずつですが、前に進んでいき、人にきらめきを与えられる表現者になっていきたいと思います。
MBさんを紹介してくれたよっこいさんのブログはこちらから
よっこいさんは、メンタルズノンノンというブログ でファッション系の記事を書かれています。
ちなみに最近アイコンとヘッダーはよっこいさんからの依頼を頂き、私が作成させていただきました。
アイコン
ヘッダー
うつファッション講座という連続企画をされていて、体験談に基づいて書かれているので説得力があって面白いです(*'ω'*)
ぜひみなさんも見に行ってくださいね(/・ω・)/
よっこいさんのブログ▼