理想の私が死んでいく

適応障害で休職→復帰しました。悩みつつ楽しく生きる雑記ブログ。

私はアンパンマンにはなれない。

この記事には商品PRが含まれる場合があります

まずは、御礼を言わせてください。

昨日は、みなさまの暖かいお言葉、本当にありがとうございました。

ブコメ、スターがすごく心の支えになりました。 

 

昨日は睡眠薬を使って眠ったので、よく眠れました。

あまり意地を張らず、薬にまだ頼るのもアリかなと思いました。

 

今日は、おてらおやつクラブという団体の話をしたいです。

ボランティアのお話です。 

 

おてらおやつクラブって何??

f:id:hituzidameiko:20161208141215p:plain

 

 

【問題1】お供え物の現状

お寺のお供えものは、食べきれずに賞味期限が過ぎてしまい処分しなければいけないものがたくさんある。

 

【問題2】貧困問題

6人に1人の子どもが貧困状態にある日本。

(ここでの貧困とは、相対的貧困のことを指します。)

 日本の子どもの貧困率は16.3%(2014年発表)で、過去最高を更新した。ひとり親など大人1人の世帯に限ると、54.6%で、先進国で最悪の水準だ。 

日本の子ども、6人に1人が「貧困」 | NEWS WATCHER | 朝日中高生新聞 | 朝日学生新聞社 ジュニア朝日

 

この2つの問題の改善のために動いているのが、「おてらおやつクラブ」です。

 

「おてらおやつクラブ」は、お寺にお供えされるさまざまな「おそなえもの」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、全国のひとり親家庭を支援する団体との協力の下、経済的に困難な状況にあるご家庭へ「おすそわけ」する活動です。おすそわけを通じ、ご家庭と支援団体との関係性の深まりに寄与し、貧困問題の解決への貢献を目指します。  

 

この活動を耳にしたとき、素敵な発想だなと思いました。

仏さまの「おさがり」として、お供え物を配布するっていいな。

賞味期限が来て捨てられる前に、必要な人の元へ行った方が食べ物も嬉しいよね、と私は思います。

 

f:id:hituzidameiko:20161208184802p:plain

 

 

おてらおやつクラブは、おやつだけはでなく、個人でも寄付や古本などでも支援ができます。私は売りに出そうと思っていた本があったので、そちらを送ることにしました。

 

↓おてらおやつクラブのリンクはこちらです↓

おてらおやつクラブ

 

こういったボランティア活動はとても素敵なことだなと思います。

反面、この活動を継続させていくことは、どれだけ大変なことだろうと思います。

 

ボランティアは仕事では無いので、当然お金はもらえません。

でも、ボランティアを継続していくには、支援物資やお金、そして人間が必要です。

 

ボランティアの運営側に関わったことがありますが、ボランティア運営というのは「誰かを助けてあげたい」「何かしなければならない」という、ボランティアに参加する前に私が抱いていた自分ひとりの「正義感」だけでは継続していくことがとても難しいのだと知りました。

 

ボランティア運営にあるのは、厳しい現実です。

 

お金が無い。

物が無い。

人がいない。

 

運営していて辛かったのは、協力者が集まらない時です。

口では「素敵だね」って言ってくれるけど…。

それは、私のやり方が悪いのかもしれませんが、当時すごく心細いことでした。

「自分がやっていることは、誰にも必要とされていないんだろうか」そう思いながらも毎日四苦八苦して、たまにボランティアで関わった方に笑顔になってもらえたら、「やっぱり続けて良かったな」と思う。

 

笑顔がもらえなければやらないの?

やりがいがなかったらやらないの?

それって偽善じゃないの?

 

全く何ももらえない状態でも頑張りつづけられることを「善」と仮定するなら、私は「偽善者です」って言います。

 

「正義感」だけじゃ、ボランティアはできません。

自分への利益。お金以外でも、例えば、笑顔やあったかい気持ち。

そういうものがもらえると思うから、頑張れました。

誰かの「ありがとう」が欲しいから、私はやってました。

 

それは自己満足や傲慢と言われることかもしれません。

 

でも、偽善でもなんでも、自己満足だと言われたって、自分が動いて、誰かが笑ってくれたら、すごく嬉しい。

 

何かを「する」ことが、小さいけど変化になりました。

 

1日だけイベントに参加する、というのもひとつの形だと思います。

募金を1円するのも、とってもすごいことです。

 

寒空の下、募金箱を持って一日中立っていたこともありますが、小さな優しさで募金箱が重くなっていくことは嬉しかったです。

 

身を削ってまで奉仕をするアンパンマンみたいな人にはなれないけど、自分に少し余っているもの、あげられるものは、誰かに贈ってあげられる人にはなりたいと思います。

 

 それでは、また。