理想の私が死んでいく

適応障害で休職→復帰しました。悩みつつ楽しく生きる雑記ブログ。

絵が描けない人間は何を思ってデザイナーに仕事を依頼しているのか

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こんばんは。

一昨日の記事なのですが、すだちさん(id:sudachitt)の記事を読んで分かるなーって思った部分があったので、書きたいなと。

www.sudachigirl.net

 

社会人になって仕事でデザインに関するものを発注したりすることがあるかもしれませんが、それはまたその時にじっくり考えてみようと思います。対価とか難しいんだろうなぁ…

ここの部分を読んで「実際難しいよなー」と思ったのです。

 

 

私は前々からブログで述べている通り、絵が下手くそです。

可愛いキャラクターを書いたつもりなのに、何度目が死んでると言われたことか。

 

そんな人間でも仕事上、デザイナーさんにクライアント様の意向を伝えつつ、色んな広告物のデザイン案を上げてもらわなければいけないタイミングはたくさんあって。

自分は絵が描けないにも関わらず一丁前に、デザイナーさんにあれこれ言うのが仕事なのです。

 

激しく気が小さいので、デザイナーさんに気を使ってしまい、なかなか思うことが言えない時もありました。

納期もデザイナーさんが大変だろうから、少し長めに設定したり、修正点を妥協しかけたことがありました。

 

でも、ある日上司にこっぴどく怒られました。

 

「一番大事にすべきはクライアントだ。クライアントに良いものを出せるかどうかで今後の仕事が受注できるか決まる。またデザイナーに仕事を依頼できる。デザイナーがキツそうだとか考えて、これでいいっていう妥協は最低だ。デザイナーが丹精込めて作ったものを、高い金で売りにいくのがひつじ田の仕事だ」

 

この言葉にはそれなりに異論はあります。(人間だからどうしてもデザイナーさんの都合も考えたい)

でも、一利あるなとも思ったのです。

お金はクライアントからもらわなれば、デザイナーさんに払うお金も無い。

私たちのお給料も無い。

 

受注前のコンペとかだと、デザイン案を何案も出したのに、通らなければ売上0円なんてことも結構ある。

 

デザイン案を作ってもらったデザイナーさんに何も払いません、っていうことは絶対にしないけど、私の会社としては赤字。

 

私は絵が描けない。

でも、お客さんからは希望するイメージをもらってる。

それをできる限り、デザイナーさんに言葉や画像を駆使して伝える。

 

次もその人に依頼したいから、細かいことでも直してもらう。

「うざいと思われてるだろうな」と感じながらもお願いする。

コンペの情報やヒアリングしたことは文章だけでなく口頭でも伝える。

納期の無理を言う代わりに、相場より高めに支払う。

きちんとデザインを出してくれたらお礼を言う。

デザインの素敵なところは心から褒める。

 

貰ったデザインは、一生懸命クライアントに良さを伝える。

 

そういう仕事をすることで、デザイナーさんとの信頼関係もできて、とても楽しいなと思う仕事ができました。

 

絵は描けない代わりに私ができることは、クライアントにデザイナーさんの作ったものの素晴らしさを「伝える」ことだなと思います。

 

カッコよく言ってますが、それも実際は難しいのですが(笑)

 

復帰できたら、大変だろうけどまたやりたいな。

 

以上です。